2011年6月20日月曜日

被災地支援 私たちには何ができるのか?

みなさま、

こんばんは。
被災地支援のためのミーティング、お疲れ様でした。
O本さん、F村さん、M岡さん、T岡さん、T下くん、A木くん、S井さん、S田の8名+ラボカフェのオーナーS本さん、という顔ぶれでした。

最初に被災地支援について、それぞれ関わっていることを共有していただいたのですが、皆さん、本当に色々と積極的に取り組まれていて、凄いな、と思いました。

O本さんは福島の災害対策本部に入ったり、復興支援のための資金のあり方を模索したり、S本さんは被災地に何度も足を運びヒアリングを重ねられ、東京のラボカフェで東京と被災地の方々を結びつける活動、谷岡さんは震災直後、現地対策本部での活動や、ボランティアで伝統工芸やスポーツを通じて現地の雇用を創出しようという試みをされていたり、T下くんは政経塾生として宮城の県知事や現地出身の政経塾生らと一緒に活動をされていたり、S井さんは被災地支援政策や防災対策についてのインターネット情報配信サイトをプロデュースしていたり、A木くんは人と人を個人レベルで結びつけ支援活動がより活発化するためのカタリスト的役割をしていたり、F村さんはこれまでの地域プロデューサーとしてのご経験と人脈を活かして潤沢な資金源を持つ中小企業(飲食店)の社長と組んで現地でビジネスの仕組みを創出されようとしたり、ビジネスマッチングの仕組みを構想したり、と皆さん、本腰入れてサステイナブルな復興支援のためのスキームづくりに尽力されています。


ミーティング内容としては、O本さんから福島の、想像を超える深刻さを呈する被災実情報告と政府として何ができるのかという模索についての問題提起、F村さんの被災地支援マッチング構想、そして、どのように外部は支援できるか?ということをテーマとしたディスカッション、と大変盛り上がりました。

ディスカッションでは、

・福島の実情は放射能汚染がかなり深刻であるがゆえに「福島の問題とそれ以外の被災地の問題とは分けて考えるべきかもしれない」とした上で、

・復興のためには、「首長や現地から出たリーダーによるリーダーシップが、迅速な復興対策をする上で必要とされている」という意見や、「しかしながら、行政や地方の既存ポリティクスを介したリーダーシップを期待するのは現実的には難しいから、パイロットケースとして成功事例を積み上げ、現地の人たちのイイネという実感を作って、じわりじわりと復興を仕掛けて行くことが大事なのではないか」という意見も出ました。

興味深かったのは、参加者が共有している感覚として、「地震云々の前に、リーダーシップや決断の問題はそもそも日本全体に横たわる問題であり、また、その他の社会システムが機能していなかったのも、地震以前から東北では問題にされていた。この地震被災をきっかけとして、日本中、世界中の、持てる知恵を活かして復興支援に協力したいと考える研究者や知識人たちがスタンバイしている。彼らの力を利用してバリューアップを図れるまたとないチャンスとなり得るかもしれない。」と考えていることでした。世界中が注目してくれているうちに、現地の人たちも国内外のリソースを十分に巻き込み、一つでも二つでも成功事例が生まれるようになると良いのではないでしょうか。

そのためには何が必要で、私たちは何ができるのでしょうか?皆さん、各自の持ち場で考えて、行動していただけると、もしかすると、何かが動くのかもしれません。

次回はそれぞれ関わっている復興支援活動の現状報告をテーマにミーティングが開催されるといいね、という話もでました。ぜひやりましょう。


ラボカフェという場所も、かなり良かったですね。またラボカフェでミーティングしたいです。

とりいそぎ、
ご報告まで。