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2011年4月30日土曜日

4月定例会報告【写真編】




4月の定例会が開催されました。

◆2011年4月定例会(第13回SFP定例会)
日時: 4月30日(土) 15:00~18:00
場所: 藤沢市
テーマ:
1. 元環境副大臣と語るエネルギー政策
2. 政治家のあるべき姿
3. 被災地支援の現状レポート

~定例会の様子です~




2011年4月18日月曜日

3月定例会

当日はたくさんの議論をいたしましたが、以下抜粋して記載します。

○東北関東大震災について
情報…政府やメディアの情報はどこまで信頼可能なのか(海外メディアの発信情報と併せてチェックする必要がある)。
ボランティア…自分たちには何ができるだろう。安易に“ボランティア”といって、被災地の方の迷惑になるようなことは良くない。
原発…東電の企業文化が問題対応に直接表れている。現時点での問題がひと段落ついたとしても、使用済燃料棒の冷却には相当の年月が必要となる。長期的な取り組みが必要となるが、東電も政府もビジョンを描けているのだろうか。
エネルギー政策…太陽光発電といった自然エネルギーは、本当に日本の電力需要を賄うエネルギーを生み出すことはできないのだろうか。電力を貯める電池の開発も必要ではないか。

○櫻井発表1
地方自治体が抱える行政課題や地域課題の解決にあたり、ICT(情報通信技術)活用推進のための自治体間ネットワークの構築や共同の事業展開に取り組むことを目的とした活動を、慶応大学SFCが中心となって始めている。従来、国の予算を活用し各地域で「実証実験」を行う形でICT利活用に関する先進事例が作られてきた。こういった機会は非常に重要であるが、一方で、国の予算期間(年度決算)に併せた実証実験は継続性に問題があり、実験後に他地域での広がりがなくワンショットで終わってしまうケースも多々見受けられた。また、高度情報通信インフラだけ整備され、そのインフラを「どのように」活用したら良いのか頭を悩ませている自治体も少なくない。特に人口規模の小さい自治体ほどこのような傾向が顕著である。
こういったトップダウンのICT政策ではなく、真に市民の役に立つようなICT利活用の方策を、地方自治体を主体としたボトムアップ型で実践したいというのが本活動の趣旨となる。
具体的な活動はこれからであるが、自治体間の横のネットワーク(情報共有)の構築と、地域課題の解決にできる限り民間の力を活用するための土台作りが当面の活動目標である。

参加メンバーからは、「具体的にどのような情報が自治体間でつながれば良いのか明確にする必要がある」「自治体間の情報共有は、実際には行われているのではないか」「大学という信頼性の高い土台の上で、いかに価値創造できるかが活動の鍵になる」といった意見をいただきました。

○櫻井発表2
ミャンマー―日本間の人材交流についてのアイデアを共有。この活動の資金源としてミャンマーの伝統工芸品を活用できないかと考えており、その商品を持参しメンバーの意見をいただきました。メンバーの一貫した意見は、「マーケティングが重要になる」ということで、具体的な販路について意見をいただきました。
こちらの活動は随時SFP内でもご意見いただければと思っています。


2011年3月27日日曜日

3月定例会報告

この春修士課程の学位を取った櫻井さんが、修士研究の発表をしてくれました。
詳細は、後日本人が投稿してくれます!
取り急ぎ、3月定例会報告まで。


~その後のコメント~


櫻井さんの発表は素晴らしく、少人数でしたが飲み会も含めて5時間以上も熱い議論が出来て今日も感化されて帰ってきました。
話題も大震災、自治体ネットワーク、ミャンマー、エネルギー政策、年金制度、官庁の情報公開制度、ニコ動、新しい民主主義、若者の政治参加、教育論、人生相談等多岐に渡りましたね。他にもたくさんあった気がします。

この中でも本当に大震災関連の話は緊急かつ非常に重要な問題で、議論が尽きない話だということを改めて実感しました。
これから日本のために何ができるか、被災者のためにどういう活動をすべきか、エネルギーをどうすべきか、SFPでも今後継続してディスカッションしていきたいと考えています。

4月の発表はまだ特に決まっておりませんが、発表されたい方がいれば挙手の程宜しくお願いいたします!
取り急ぎ感想まで。

(ま)

==

昨日はお疲れさまでした。
自分の活動に、みんなから具体的なフィードバックをいただけて、大変ありがたかったです!ありがとうございます。
今後もアドバイスお願いしまする。
議論も非常に楽しかったです☆

(ちょろっと昨日の続き・・)
日々溢れる情報の中にいると、どうしてもすぐ頭で「考えて」しまうクセがついて、心で「感じる」ことができなくなっているように思います。
でも自分の進む方向とか、節目の意思決定では、頭ではなく心を使うことはとても大事と思っています。

ミャンマーは、頭でっかちになりがちな自分を自然なバランスに戻してくれる、大切な場所です。
それでいて、昨日も話題に出ていたような国の形とか、幸せ、お金の価値など、多くのことを考えさせてくれる国でもあります。
私自身はミャンマーに何度か行って、最近やっと頭で考えていない自分に気付いてきた感じです。

2011年2月27日日曜日

2011年2月定例会報告

nsk48による政治改革プロジェクトについて紹介がありました。
世代間格差問題など、日本は国としての持続可能性が危機に陥っていますが、それらの問題を解決するために、若者の政治参加(投票やソーシャルメディアを通じた政治情報の流通)を高めて、社会の中のプレゼンスを高めよう!というプロジェクトです。
まずは4月10日の統一地方選挙がターゲットのようです。
皆さんも、選挙や政治について語り、投票に行きましょう。

nsk48とは


2011年2月4日金曜日

1月定例会レビュー

昨日はお疲れさまでした。内山さん、中野さん、ありがとう。
楽しかった~。
昨日の議論では、「ジャーナリズムの在り方と世論形成」が通底したテーマだったと思います。
園田解釈ですがレビューを書きます(追加・修正があったら、適宜言ってね~)。
また、面白いテーマだから、ML上でも議論を続けようよ。コメント多数お待ちしてます☆

1.「ジャーナリズムは誰が担うのか?」(内山)
背景: ネットメディアの急成長と広告費の動向を間近で見ていて得た問題意識
言葉の定義:
・「ジャーナリズム」: 市民が自由で独立できるために必要な情報を伝達すること
・「メディア」: 人々が消費活動をするうえで便利な情報を届けたり、人々の世界の成り立ちへの理解を深めること
1997年以降、新聞は発行部数が激減していて、新聞も視聴率が落ちており、テレビや新聞の影響力は低下している。一方で、ニコ動やyoutubeに流れた尖閣映像など、ネットを通じた報道も出てきている。
◆なぜテレビや新聞の影響力は低下したのか?
Ⅰ.市民がテレビや新聞から離れたから
Ⅱ.企業がテレビや新聞から離れたから
◆なぜ市民はテレビや新聞から離れたのか?
Ⅰ. メディアのコンテンツ力が低いから・・・当たり障りのない意見ばかり、敷居の低い情報伝達ばかり
Ⅱ. メディアへの不信感・・・メディアと権力組織との馴れ合い
Ⅲ. メディアが市場原理に陥っている・・・広告費を出しているスポンサーに有利な情報や情報の流し方
Ⅳ. 情報源の多様化・・・facebook, twitter, google, yahoo
◆なぜ企業はテレビや新聞から離れたのか?
リーマンショック後、広告宣伝予算のカット。広告効果が化しかできないもの、単価の高い広告から予算をカットし、課金制度で可視化できるネット広告へシフト。つまり、ネットの方が、ターゲットに応じた情報伝達を効率的にできるから、企業はテレビや新聞から離れた。
◆現状のネットメディアについて
・メディアのコンテンツ力・・・意見の多様性が担保されている一方で、情報発信の視点が個人的なケースが多い
・メディアと権力組織との馴れ合いは大いにありうる
・広告収入モデルが多いので、メディアが市場原理に陥っている
◆じゃあ、誰がジャーナリズムを担うのか?
アメリカでは新しい動きが出てきている→ジャーナリズムの「NPO化@オンライン」
―独立系ニュースサイト「ハフィントン・ポスト(http://www.huffingtonpost.com/)」
―NPO法人「プロパブリカ(http://www.propublica.org/)」
2010年度ピューリッツアー賞調査報道部門を受賞。従来型のメディアと補完的な関係を築いている。
―Wikileaks

2.若者世代の世論をどうやって作るのか?(中野)
問題意識1: 世の中に反映される若者世代の声がアンバランスに小さい。過去20年くらい若者の声を代表しようとしている組織は複数生まれてきているがいまだ影響力を発揮できていない。
―ワカモノマニフェスト: http://www.youthpolicy.jp/
解決方法: 複数の組織とハブとなるような“若者経団連”を創ろうと動いている。そして、集票行動をとれるような組織に発展させ、政治家との交渉力をもちたい。ゆくゆくは政治家になりたい若者を支援することもしたい。
どう思う?例えば、スウェーデンのケースで50万人組織がある。
参加者コメント:
・ 僕もおんなじ問題意識を共有してる
・ 政党作らなきゃダメなんじゃない?
・ 若者政治家を出さないとダメなんじゃない?
・ 政治家を志望する人が休職して政治家になれるようなコンセンサスメーキングが必要
・ 政治家との交渉をするには従来型の組織型の集票行動でなければならないんですかね?東浩樹さんの活動とかどう?
・ でも、若者が政治活動に時間を費やすのはどうかと思う。社会から彼らに期待されていることがあるよね?
問題意識2: 若者の雇用問題・・・特に、キャリア志向の強い20代のワークライフコンフリクト
キャリア志向は高い、でも転職、結婚、出産、育児など、これからまだ「決断すべきこと」も「選択肢」も沢山ある男女の「今ここにある葛藤」はどうしたらいいのか?
解決方法: 同じように悩む人たちと情報を共有し、解決策を考え、個々人の「決断」や一緒に変えて行く「行動」の材料にしたい。園田とMLとブログを立ち上げた。どう思う?

参加者コメント:
・ それ、凄く興味ある
・ 若者って弱いですよね~。たしかに、上の人たちは“のど元過ぎれば”、だし。自分も、例えばその他の雇用問題である「就職氷河期」とか言われても、就職活動がもう4年も前のことなので、ピンと来ない。ライフステージごとに抱える問題を個人の問題として押し付けるのではなくて、みんなで解決していく必要があるよね

~~~
園田コメント:
非常に面白い議論でした。
定例会後、思ったことは、「マスのターゲティングに応じた情報発信と世論形成のアプローチが必要」。
1枚のチャートにまとめたものを添付します。
どうだろう?コメントくださーい。

2010年11月7日日曜日

第8回定例会レビュー『国家とパワー』

第8回(2010年10月)定例会レビュー『国家とパワー』(迫田)


SFPでは「『一目置かれる』日本をつくろう!」を目的にしているが、これまでの議論を聞いていると、国家の力の半分であるソフトパワーの側面しか議論されていないように思う。ジョゼフ・ナイらが『スマートパワー(smart power)』という概念で表しているように、国の力とは、目的を戦略的に達成するために、ハードパワーとソフトパワーをうまく組み合わせるそのコンビネーションにあるのではないか。ハードパワーとは他国の外政・内政に影響を与える軍事力・経済力のことである。日本は第二次世界大戦後、国民意識の中に「軍事力を持つことは必要ない」という考え方が浸透したためにその軍事力は小さい。他方、経済力に関しては、これまで世界第二の経済力を誇ってきたが、これからは縮小していくことは免れない。つまり、経済力が縮小すると、直接的にハードパワーが縮小していくことになる。

今回は、軍事力の観点から、その力の向上について議論したい。

第8回定例会レビュー 『株式市場から見た日本の将来』

第8回(2010年10月)定例会レビュー『株式市場から見た日本の将来』(古川)

古川は証券会社にて日本株市場のアナリスト業務を担当。
今回、古川は、日本が抱えている問題、それを解決する施策を考察するために、「株式市場から見た日本の将来」を発表した。(つづく)